不動産情報サイト事業者連絡協議会が発表した「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果(平成24年調査)によると、インターネットでの物件検索後、実際に不動産会社に問い合わせた人は72.5%。売買物件検索者では79.2%(前年77.0%)だったそうです。
まあ、これだけ見ても、今や住まい探しにはインターネットが欠かせない存在だというだけでなく、いわゆる不動産情報ポータルサイトというものにユーザーが集中してしまっている状況が窺えます。そうなってくると、不動産会社も駅前などにお店を構えなくてもよくなってしまいますね。要は人が集まるサイトに物件だけ掲載しておけばいいわけですから。また、これだと同じ物件を複数の不動産会社が掲載してしまうことになり、不動産会社側としてもなんともやりづらい部分かと思います。そこで、最近では不動産会社側でも自社サイトに便利な独自コンテンツなどを設けて、集客するという動きがあるらしいです。
例えば、私なんかが見ていていいなと思ったのが、こちらの静岡の賃貸物件を扱っている山晃住宅のサイトです。「お部屋リクエスト」というコンテンツがあるのですが、場所(この場合はもちろん静岡県内です)、間取り、希望家賃、築年数などをオーダーフォームからオーダーすると、山晃住宅のスタッフが希望に見合った部屋を提案してくれるというコンテンツです。これなら家にいながら、不動産会社とのやり取りができます。忙しい人には最適ではないでしょうか。チャットボットを使った住まいの提案サービスもありますが、しょせんあれはチャットボットです。私自身利用したこともありますが、見当違いな物件ばかり提案してくるのでイライラしました。やはりプロがしっかりと条件を周知の上で厳選してくれる物件とは比べ物にならないと思います。
不動産会社によってはもっと便利なオリジナルコンテンツを用意しているところもあるかもしれませんので、ポータルサイトばかりでなく、もっと街の不動産屋さんのサイトも見てみるといいと思います。ポータルサイトでは見つからなかった理想の住まいが見つかるかもしれませんよ。
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